前回の更新より少し間が空いてしまいましたが・・・
石川出張の後半をお届けします。(レポート①はこちら)
九谷青窯さんを後にし向かったのが、私がどうしても伺いたいとお願いしていた山中漆器の産地にある『我戸幹男商店』さん。
何故お伺いしたかったかというと、以前メーカーさんの展示会で
こちらの商品を拝見させて頂いたことがあり、
いつかダブルデイで展開したい!と密かに思っていたから。
個人的にとても好みのフォルムや色合いの漆器が多く、
また多くの商品がデザイナーさんが手掛けられていることもあり、
アイテム1つ1つに思いがあることにも魅力を感じたからです。
こちらが『我戸幹男商店』さんのショールームの一角です。
ショールームの周りはたくさんの緑に囲まれ、
マイナスイオンたっぷりの大変素敵な場所にありました。
メーカーさんの展示会で拝見した時よりもはるかに多いアイテム数にビックリ!!
1つ1つの商品の製作背景や企画意図を
社長さん自ら丁寧に説明して頂き、なかなかアイテムを絞ることが
できなかったのは言うまでもありません・・・笑
何とかアイテムを絞ることができ、社長さんの計らいで
製作現場を見せて頂けることに・・・
山中漆器の特徴は他産地の「横木取り」とは違い、
「縦木取り」を主流としているため
木の流れと同じ方向に作ることで、ゆがみや割れが少なく
精度の高い器ができます。
この工程を行うのが『生地師』と言われる職人さんです。
轆轤を使って、卓越した技術を用いることで
薄く更に素敵な形や模様、他産地ではなかなか作れない
高度な商品が生み出されているのです。
今ではかなり機械化が進み、作業も楽になったと
仰っていましたが微妙な薄さ調節や角度を付けるなどの工程・最後の仕上げは
やはり人の手が掛けられていました。
その後、『我戸幹男商店』さんの商品の特徴でもある、木目が美しい漆器。 その作業が行われている作業場にもお邪魔しました。
『拭き漆』と言われる製法で、
漆を塗っては拭き取る作業を何度も繰り返すことで、
透明感のある光沢が増し、木目を鮮やかに美しく浮かび上がらせて
くれるそうです。 お邪魔した作業場ではとても素敵なご夫婦に迎えて頂き、
突然お邪魔したにも関わらず笑顔でいろいろと説明して下さいました。
何だか子供の頃に行った田舎のおじいちゃんのお家を思い出し、
ほっこりした時間を過ごせました。
今回、お邪魔した九谷青窯さん・我戸幹男商店さんもそうですが、
私が今までお邪魔した『日本のモノづくり』の現場に携わる人は
本当に素敵なお人柄な方ばかりでそれが作品や商品にも
表れているのだと改めて感じることができた出張でした。
『我戸幹男商店』さんのアイテムは
NU茶屋町プラス店・アミュプラザ博多店・大船ルミネウィング店で販売を開始しました!
九谷青窯さんの新アイテムも年内中には一部店舗へ入荷予定です。
是非、お店に足を運んで頂き実際に手に取って見て頂けると嬉しいです!
石川県・・・今度は泊りで訪れたいな~。笑