迎春の和菓子

新しい年も三が日が過ぎてお仕事が始まると、 すっかりお正月感は薄らいできますが、 七草粥や鏡開きなど何かと行事はありますね。 日本のお正月は、元日から7日までを「大正月」、 15日までを「小正月」、 小正月が終わる15日をもってお正月が終了します。 年神や祖霊を迎える行事の多い大正月に対して、 小正月は豊作祈願など農業に関連した 家庭的な行事が中心となるそうです。 また、お正月に多忙であった女性の休息日でもあるようです。 先日、和菓子屋さんに行ったら 迎春のかわいらしいお菓子が色々と並んでいました。 最後のお正月気分を味わいながらいただいたのでご紹介を。 まずは、菱葩餅(ひしはなびらもち)。 平安時代のおせち料理の1つと考えられてきた このお菓子は、ごぼうと味噌とピンク色の餅を餅または求肥で 包んだもので、見た目もお味とても上品です。 堂本正樹さんのお皿と合わせると、 深い紫色と薄いピンクのコントラストがいい感じになりました。 箱についていた稲穂も雰囲気があります。豊作祈願ですね…。 1月画像① もうひとつは縁起ものを。 初夢に見ると良いとされている 「一富士二鷹三茄子」が入った落雁の詰め合わせ。 見ているだけでも楽しめます。 1月画像② あいにく初夢にはどれも出てきませんでしたが(笑)、 今年一年、実りある一年になるように がんばらなければと思った1日でした。