産地出張レポート”美濃焼”

1月末の寒波の合間を縫って、
”美濃焼”の産地、岐阜県を訪れました。

次の23年秋以降の商品企画の打合せです。

和食器の窯元さんを訪れると、
いつもその手間暇かかる仕事にびっくりしたり、
これがこんな風に作られていたんだ!
と驚いたりする事ばかりです。

沢山ある窯元さんの中で、
今回お伺いしたのが
「正陶苑(しょうとうえん)さん」。

毎回行く度に新しいものを作られていて、
エネルギッシュで温かみのある
お人柄の正陶苑さんのご夫婦、

お人柄通りの温かみのある
手の込んだ器を作られています。

所狭しと並べられた
沢山のサンプルの山から、
形やデザイン、色や土の色など、選んで
サンプルを依頼します。

目が回りそうになりますが、、、

人気のマグカップの新柄も
サンプルのご依頼ができました。

その次が、「兵山窯さん」。
錆カイラギが人気の、伝統ある窯元さんです。

ちょうど、窯上がり直後で
焼き上がった器を取り出されていました。

女性スタッフの方々が
綺麗に積みあがった器を
テキパキとカゴに入れていかれていました。

そして、今回は初めて
作業場なども見せていただきました。

土を型で丸い形にし、
さらにそれを手で削ったり、
歪ませたりといった作業をされていて、
見ているとずーっと見ていたくなりました。

錆カイラギは、素焼きの後に
一度サビにつけ、その後
サビを洗い流すという
独自の製法により、
化粧土の裂け目にサビが残り、
ヒビ模様が際立つ、
他には無い表情の器ですが
とても手間がかかる製法だそうです。

個人的にも、以前から
とても好きな器です。

今回は、古い見本置き場も
見せていただきました。

それ以外にも、リムドットや
ワイドリムシリーズを導入している窯元さんや
業務用の食器をメインにされている窯元さんへ訪問。

ちょうど、リムドットの釉薬掛け作業中で、
ハサミのようなものでつまんで、
1点1点バケツに入った釉薬を掛けられていました。

こちらは、焼き上がった器を
取り出されていましたが、
まだ器が熱いので
箸で奥の器を移動させているところ。

これ以外にも沢山の作業があり、
手間をかけて素敵な器が作られていました。

全部載せられないのが、
もどかしいところではありますが、、、

色々と新しい発見もあり、
秋に良い器がお届けできるのを楽しみにしています。