アンティーク家具工房から小ばなし~vol.15

アンティークの家具や雑貨をあつかう工房で
話題となっている様々なことに対して
ちょっとだけお話します。

「座面って、どのようについてるの?」

みなさん、意外と知らない
チェアの座面の構造のこと。

「なんか、いい感じのチェアないかな~。」って、
お店をのぞいても
チェアのデザインは気にするものの
構造まではなかなか見ない。
ましてや座面がどのようについてるかなんて、、、。

そんな工房視点的な家具の細かいことを
小ばなしさせていただきます。

で、今回はいろんなG-Plan(ジープラン)
のチェアたちで座面の構造をご紹介。
画像1.jpg


まず、スライドする座面。
画像2.jpg

チェア本体に打ち込んでいる木ネジと
座面前側のキャップでくっついてるタイプ。
画像3.jpg

画像4.jpg

画像5.jpg

キャップの存在がわかりづらく
座面の張替えやお掃除で取り外したいとき
わちゃわちゃしがち。
構造さえ把握してたら、簡単ですね。


つぎに、木ネジで固定する座面。
画像6.jpg

チェア本体と座面を直接木ネジで固定するタイプ。
画像7.jpg

画像8.jpg

G-Planに限らず、デンマークのチェアなども
この構造のものが多く
単純でポピュラーなつくり。

だれでも簡単に取ったりつけたりできるのですが
何回も繰り返していると
座面側のネジ穴がバカになる(広がる)ので
ご注意を。


最後に、落とし込む座面。
画像9.jpg


いわゆる着脱式座面のこと。
本体フレームにカポっとはめ込むタイプ。
画像11.jpg

画像10.jpg

この構造もポピュラーで簡単に取り外しできます。

DIYで座面の張替えするのに
とても適している構造ですね。

今回ご紹介したのはG-Planでこの3型でした。

ちょっとだけでも家具の構造を知ることで
お家の家具たちになにか不具合があっても
処分することなく
ご自身で対処することができますね。

これからも構造のいろんなことをご紹介して
お役に立てればと思います。

それではまた次回。

—————————————————
アンティーク家具工房から小ばなし】一覧はこちら
—————————————————