アンティークの家具や雑貨をあつかう工房で
話題となっている様々なことに対して
ちょっとだけお話します。
「アームチェアって どーなってんの?」
みなさん、意外と知らない
アームチェア(ひじ掛け椅子)のこと。
「いつかは自分用に一脚、ほしい~な~」
なんて一度は思ったり、、、
今回は、アームチェアの構造について
少しばかり小ばなしさせていただきます。
で、またまた登場!
ダブルデイでお馴染みの
G-Plan(ジープラン)とERCOL(アーコール)。
まずはERCOLのアームチェア。
美しい丸みの木材が無駄なく交わり合って
奏でるハーモニーがたまりません。
ERCOLの場合、背もたれ・ひじ掛け・座面・脚の
4ヶ所で支えあってます。
ひじ掛けは以前、小ばなし~vol.4でご紹介した
楔(くさび)によって接合されていますが、
背もたれと座面には木ネジが使われており
しっかりと強度高めに接合されています。
この木ネジにより
英国から長旅を経て、この日本に辿り着いても
ほとんどがその当時(60~70年前)作られたままの姿で
グラつきなどなくメンテナンスなしで
お店に並んでます。
とても丈夫なものが多いです。
勝手な主観ですが。。。
それと、構造のお話ではないですが、
どうしても手が触れる箇所なので
けっこう、、、まあまあ、、、
汚れちゃってます。。。
が、この通り綺麗になるのでご安心を。
つぎにG-Planのアームチェア。
ERCOLとはまたデザインが違って
ピシッと凛々しいお姿。
G-Planの場合は、背もたれ・ひじ掛け・座面フレームの
3ヶ所で支えあってます。
G-PlanもERCOLと同様
背もたれと座面フレームは木ネジで固定され
こちらも強度高めに接合されてます。
なかにはネジが錆びてしまい
そのまま中で折れているものがありますが
新しいネジに交換しているので
ご安心を。
長時間、椅子に座って仕事をしたり
あるいは食事をしたり。
ひじ掛けがあることでより快適に
リラックスした時間を過ごせることでしょう。
いちど座ってみてください。
ほんと快適ですから。
勝手な主観ですが。。。
それではまた次回。
———————————————
【アンティーク家具工房から小ばなし】一覧はこちら
———————————————