まだ暑さは残りますが、
夏物が飽きてくる時期。
シーズンレスで長く愛用できるアイテムとして
デニムは欠かせません。
秋を意識したコーディネートには、
インディゴデニムがおすすめです。
今回は、ダブルデイでも人気が高く、
主にデニムやシャツを定番で取り扱いしている
「SETTO」さんの、生産現場へお伺いできたので
おすすめデニムとともにご紹介します。
国内外ブランドへの素材提供で知られる
岡山県・児島のテキスタイルメーカー
株式会社コレクト(現・株式会社ジャパンブルー)より、
2014年にカジュアルウェアブランドとして
「SETTO」は誕生しました。
糸・生地・色・形にこだわった商品を
「SETTO」というブランドを通じて、
瀬戸内海の町から提案されています。
服を永く付き合うパートナーと考え、
生活することを軽く見ない、
そこにこそ驚きや発見の喜び、
楽しさを見つけようとする姿勢を貫きたい。
本質を重んじ、ひとつの妥協も無く、
ただ実直にものづくりを続けておられるブランドです。
今回、現場を見させていただき、ものづくりに対して
様々な方が関わり、丁寧にこだわりを持って
つくられているということを
目の当たりにしました。
岡山児島というところは、
ご存知の方もおられると思いますが
デニムで有名な産地。
児島駅に着いたところからデニム推し!!
ホームの自動販売機もデニム柄!
街中デニムで彩られており、
デニム好きの私としてはとてもわくわくする街です。
最初に伺ったのは、ジャパンブルーさんの
デニム生地を織られている織機工場です。
ここでは旧武力織機と呼ばれる
何十年も使用されている歴史ある織機を使って
セルビッチデニムの生地が織られています。
生産できる生地幅が決まっているため、
1日に50mほどしかできない貴重な素材。
セルビッチデニムの良さは、
やはり経年変化を楽しめて、
独特な風合いがあること。
上記を表現するには旧武力織機が欠かせません。
機械で織られているとはいえ、
糸が切れてないか、シャトルがうまく通っているかなど
暑い中、常に工場の方が様子を見ておられ、
ここでも人の手が必要不可欠だということを
知りました。
次は、廃校した学校を利用して、
生地の裁断から縫製、
出荷まで一貫して行っている
工場へお伺いしました。
そもそも児島は、生産工程によって
分業制が多いのですが、
こちらの工場は、一貫して行われています。
取り扱いしている製品も多岐にわたっており
とても見ごたえのある工場でした。
次は、定番でお取り扱いしている
デニムを縫っている工場へお伺いしました。
ダブルデイでは、
クロップド・ストレート・ハイウエストを
展開しております。
こちらでは10人ほどの職人さんが、
熟練の技で分厚いデニムの縫製を
スピーディーに縫っておられました。
専門学生時代に
デニムを縫ったことはあるのですが、
硬くて縫いづらいので
とにかく腕が疲れたことを
今でも覚えています。
一日何枚も丁寧に縫製されて、
大切に販売しないとな改めて感じました。
最後に伺ったのは、洗い・加工工場です。
技術がとても高く国内はもちろん、
海外の有名ブランドからも依頼があるそう。
色々なブランドから依頼がくるため
その度に、加工を入れるための版板を
つくられるそうで、その数は膨大な量。
大きなドラム型の機械は、
石を入れて回すことで色落ちをさせます。
デニムに限らずカットソーやシャツなども
加工されており、
工場内ノンストップフル稼働で
とても活気がありました。
今回ご紹介したように、
一つのデニムが作られるまでに
様々な工程をたくさんの人の手で
大切につくられた背景を知ることができました。
大事に販売し、また購入くださるお客様にも
お伝えし長く愛用いただきたいなと
改めて感じました。
デニム初心者という方にもおすすめの、
とても履き心地の良いSETTOデニム。
ぜひ、お気に入りの形を見つけてみてください。
———————————
Instagramはこちら
———————————