オーク・ナラ材のこと

秋の新生活のタイミングで
家具の買い替えや、新居に新しい家具を
お迎えになられた方も多いのではないでしょうか?

いろんなお店で家具を見比べてみると
デザインや色などの違いはあれ、
使われている木材は、
あまり変わらないことに気が付きます。

ナチュラル色だとオーク、
ブラウン色だとウォールナットが
使われていることが特に多いです。

今回は、そんなオーク材について
掘り下げてみようと思います。
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この時期に人気のある
MACKEYコーヒーテーブル
オーク材を使用している家具の一つです。

英語では「OAK」と一括りになりますが、
厳密にはMACKEYはナラ材を使用しております。

オーク・ナラ材は、画像でもわかるように
はっきりとした木目が特徴的です。
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木材の木目の出方は、
木の切りだし方によって変わります。

バームクーヘンを木に見立てて、
真ん中をずらして端のほうで切ったものが、
木目の動きが楽しめる「板目(いため)」。
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真ん中の穴に向けて包丁で切り分けたものが
規則正しく木目が出る「柾目(まさめ)」です。
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また、オーク・ナラ材特有の「虎斑(とらふ)」
といったものも柾目のものに稀に出てきます。
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虎の毛並みのように現れることからそう呼ばれ、
傷のように思われる方も多い「虎斑」ですが、
こちらは天然木の証であり、
また、上質な木材を使用している証として
言われるものです。

経年変化で木部の色が落ち着いてきたときの
「虎斑」との色差は、唯一無二の味わいだと思います。

柾目ですっきりとした木目の家具もいいのですが、
せっかくの天然木なら、
板目で木目の動きを楽しめるものが、私はおすすめです。

オイル仕上げのものであれば、
定期的なメンテナンスを行いながら
愛着をもって育てることのできる家具にもなり、
長く使うことができます。

そのほか、オークは固く
耐久性・耐水性のある素材として、
古くから、家具のほか、建材や船舶や
ウイスキー樽などにも使われてきており、
家具にも適した、とても身近な木材だとわかります。


木の種類によって木目の出方、
また、経年変化の仕方にも違いがありますが、
そういった点も考えながらインテリアをそろえていくと
より一層空間のまとまりがうまれます。
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ダブルデイでは、
オーク材を使用した家具の取り扱いも多く、
実際に天然木の木目や質感などを感じていただけます。

ぜひ一度、
直に木目の出方や虎斑といったところにも
着目してご覧いただければと思います。

そんな木目が特徴的なオーク・ナラ材のおはなしでした。