アンティークの家具や雑貨をあつかう工房で
話題となっている様々なことに対して
ちょっとだけお話します。
「伸長式 丸テーブルの構造」
前回と同様に先日、イギリスから
アンティーク家具たちがやってきました。
G-PLANやERCOL
NATHAN、McINTOSHなど数々のブランド品。
いろいろなテーブルやチェア
サイドボード、ブックケース
雑貨類が入荷しました。
そんな中、伸長式(エクステンション)の
丸型(ラウンド)ダイニングテーブルに
注目してみましたので
今回の小ばなしは
ダブルデイでは入荷頻度が少なく
珍しい伸長式 丸テーブルを
紹介させていただきます。
お部屋に強烈なインパクトを与え
なおかつ、利便性も抜群に高い
ラウンド型のエクステンションテーブルは
いつでもどこでも大人気。
特に、本体に収納できるタイプでは
みなさんご存じ
E.Gomme(イ-・グーム)社のブランド
G-PLAN(ジープラン)が有名で
ダブルデイのアンティーク家具の
代表格といって間違いないでしょう。
これまで何回も紹介し
構造や修理方法、天板の剥離再塗装など
小ばなしするネタは尽きませんが
他ブランドのテーブルも侮れません。
基本的には同じような構造なのですが
天板や伸長用天板の収納に
デザイン性やブランドのこだわりがあります。
まずは、ELLIOTTS OF NEWBURY
(エリオッツ オブ ニューベリー)。
G-PLANと同じミッドセンチュリー時代
イギリスの家具メーカー。
ぱっと見はG-PLANと似ているが
伸長用天板収納に
細かいパーツが多いのが特徴。
つぎにNathan(ネイサン)。
こちらもイギリスの家具メーカー。
G-PLANと肩を並べる知名度。
金属レールを使用しており
木材のレールよりも開閉のスライドや
きしみ音などの不具合は軽減されるかと。
なんといっても、その分重い。。。
最後に、McINTOSH(マッキントッシュ)。
スコットランドの老舗家具メーカー。
交差する木材レールが特徴的。
伸長用天板に付いている蝶番も
McINTOSHならではのデザインです。
前回のベントウッドチェアと同様に
こんなにデザインが揃っていることは
なかなかありません。
ぜひ、この機会に。
修理方法や天板剥離再塗装などに関しては
小ばなし~vol.11や16をご参考に。
それでは、また次回。