今年の2月に、Awabiwareの工房を
訪問させていただきました。
まだ、肌寒い季節でしたが、
久々にお伺いしたAwabiwareの工房では、
スタッフの方々が作業に集中されていました。
以前にお伺いした時は、
岡本さんお一人だったような・・・。
今は、淡路島以外のスタッフの方が増え、
人員が充実されているそうです。
ショールームもとても広く大きくなっていました。
Awabiwareは、受け継ぐ器をコンセプトに、
日用食器を制作されています。
淡路島の美しさと書いて「あわび」、
江戸時代後期から明治期に栄えた珉平焼き
(淡路焼)の制作スタイルに学びながら、
器を作られています。
初めて工房を訪れたのは、もう十年近く前。
きっかけは、「灯しびとの集い」という
クラフトフェアでお声がけを
させていただきました。
まだ、Awabiwareを立ち上げられた
ばかりの頃だったようです。
その時から、岡本さんご自身は全くお変わりなく、
器や色の種類はとても増え、
Awabiwareの知名度もとても高くなっています。
メインで扱われている器はその頃から変わっておらず、
岡本さんのモットーの生活道具としての器、
「民藝」の信念をとても感じました。
色見本。どれも色がとても綺麗です。
裏側まで釉薬がかかっているのが、
Awabiwareのこだわりポイント!
一番人気のトルコ青。
原料に必要なリチウムの価格が大幅に高騰中で、
トルコ青だけ器の値段も高くなっています。
個人的には、一番好きな黒マット。
昔に買った長方皿(写真:左)と、
今の長方皿(写真:右)、
同じ黒でも色合いが全然違います。
色合いが安定した黒に変わっていて、
作り方なども量が作れるように変わっているそうです。
また、こちらの長角皿は、
とても使い勝手が良いのですが、
岡本さんがデザインに納得されておらず、
一旦生産がストップになっているようで、残念です…
こちらは、再生産を願いながら、
今後、沢山の器をお届けできるのを
楽しみにしています。