小鹿田焼の器

ずっと好きで、少しずつ集めている小鹿田焼。
また、今改めて良いなと思い、ご紹介します。

大分県日田市の北、
福岡県との県境に近い山中に
小鹿田皿山と呼ばれる集落があり、
世襲制で代々日常雑器としての
やきものをつくる窯元が9軒あります。

伝統を守りながらじっくりと手仕事に取り組む
やきものの産地としての姿勢が評価され、
1995年に国の重要無形文化財保護団体の認定も受けています。

小鹿田焼といえば「飛び鉋(トビカンナ)」。

小鹿田の土は焼くと黒くなり、
その上から化粧土の白土を掛けると
黒とのコントラストで白土がとてもきれいに見えます。

民芸の器ですが、少しモダンに感じるものもあり、
どんな料理にも、どんな器とも相性が良く、
とても重宝しています。

こちらは、ずっと前に購入し、塩壺と思い込んでいました。
最近になって「ウルカ壺」というものだと知りました。

水郷・日田の商人が、
鮎の塩辛(ウルカ)をこの壺にいれ
土産として販売しようと、
小鹿田焼の窯元に依頼して生まれたものだそう。

また、元々小鹿田では農業や林業とともに
陶業をしていて、道具としての壺や
鉢がメインで作られていて、
皿は後から作り始められたそうです。

こちらは、ダブルデイでの取り扱いは無い作り手さんのものですが、
ダイナミックでとても好きなものです。

2022年こそは、まだ一度も行った事の無い、
小鹿田に行きたいなぁと思っています。