寒さが増し、温かい料理が食べたい季節になりました。
器も温かみのあるものが良いですね。
信楽焼 巌陶房(いわおとうぼう)さんの器は、
信楽焼の優しい風合いと、さくらんぼなど
赤い釉薬が他にはない器です。
先日、工房にお邪魔してきました。
信楽の山間に工房を構える巌陶房さん。
静かで時が止まったような空間、自然豊かで癒されます。
紅葉もだいぶ進んでいました。
到着した時は、ちょうど窯出しの直後で、
ピンッ、ピンッという貫入音が鳴っていました。
こちらは窯だし後の温かい窯の中で、
生地を乾燥させているそうです。
寒くなってくると乾燥が不十分になるので、
このようにされているのだとか。
生地に化粧土を掛け、500℃で一度焼いて落ち着かせてから、
絵付けをし、本焼きされているそうです。
沢山の見本などが所狭しと置かれおり、
次から次へと、こんなのもあるよと見せてくださいます。
人気のさくらんぼ柄は、
もう発売されて20年にもなるロングセラーだそうです。
親しみやすい兄弟のお二人とお母様の人柄も、
優しい風合いの器に出ているなと思いながら、信楽を後にしました。