少しずつ秋の気配を感じるようになりました。
スーパーや八百屋さんにも秋の味覚が並び始め、
食いしん坊にはこれから楽しみな季節です。
私もイチジクや梨など、秋の果物は大好きです。
これまで毎日のようにアイスクリームを食べていたのに、
秋の果物や美味しいコーヒーが飲みたくなったり、
少し気温が下がるだけで食べたいものも変わりますね。
そんな時におすすめなのが、美濃焼の錆かいらぎの器たちです。
美濃焼の兵山窯という、
織田信長にも器を献上されたとされる
歴史ある窯元で作られている、
わざと釉薬で貫入が入ったような仕上げの
とても雰囲気がある器です。
以前からとても好きで使っていましたが、
渋いのであまり万人受けはしないものでした。
ところが、最近若い方にも人気が出ているとのこと。
業務用にも出ているそうです。
ひとつひとつに手作業で釉薬や化粧土をかけているので、
釉薬が垂れていたり、焼きムラ、色ムラがあったり、
表情豊かで他には無い器です。
最後の仕様をマットにするか、ツヤ有りにするか、とても迷いました。
ツヤ有りの方が染みは入りにくいのですが、
より雰囲気が良くなるマットな仕様で
仕上げていただきました。
温度や湿度、窯内での置き場や日の当たり加減など、
その時その時で焼きあがりが変わるそうですが、
今回お店に入れてもらったものを見ると
少し白く、それがより洋にも和にも
マッチする雰囲気になっており、とても気に入っています。
どんな料理とも相性の良い、不思議な器です。
ぜひぜひ、秋の食卓を楽しむお供に、錆かいらぎの器をどうぞ。