魅力的な九谷焼~徳永遊心さん・堀畑蘭さん~

九谷焼の伝統的な技術や釉薬を用いながら
今の暮らしに合った、日常使いの器作りをされている
徳永遊心さんと堀畑蘭さん。

共に、「九谷青窯」から独立された
若手の女性作家さんです。

かわいらしく、カラフルで目を引く器が徳永さん。

「九谷青窯」時代からの
徳永さんといえばの「色絵花つなぎ」や、
今回初めての導入となる
「色絵彩梢(こずえ)ならべ」のような、
「九谷五彩」の色絵の具で
色彩豊かに表現された器たち。

絵柄の愛らしさと、ほどよい華やかさ、
綺麗な形状、磁器のキリっとした
大人っぽい素材感のバランスが
他にはない器だなと、日々感じています。
個人的に好きな柄は、「家並み」シリーズ。

パッと見ると、一見シックに見えるのですが、
近くで見ると家並みの様々な楽しい柄があり、
とても好きな柄です。

もう、この柄は生産されていないのかな
と思っていたのですが、
生産できるとお伺いし、飯碗などをお願いしました。

徳永さんの工房に初めてお伺いしたのは、去年の9月。
金沢の「九谷青窯」から車で一時間程の、
お洒落な一軒家の中にありました。

徳永さんご自身も
器と同じくかわいらしい素敵な女性で、
沢山の道具や大きな窯があり
とても大変な作業があって
このかわいい器が出来ているのだな
と感慨深くなりました…

堀畑蘭さんの器は、大人っぽく
かわいくなりすぎない絵柄が特徴です。
石川県で育ち、デンマークで修業された堀畑さん。

若くフレッシュな堀畑さんが描く、
古九谷や明の色絵からインスピレーションを受けた
絵柄は、どこか懐かしい雰囲気とモダンさを兼ね備えています。

私も、一目でファンになり、蕎麦猪口を愛用中。
フルーツを入れたり、コーヒーを飲むのにぴったりで、
軽く持ちやすいのも気に入っています。

「九谷青窯」時代の人気シリーズ、
「色絵桃ノ木」はもう独立後は作られないそうで、
今の内に入手しておかなければ!!と思っています。

お店の在庫も、だいぶ残り少なくなってきております。
(※一部店舗のみ取り扱いです)


テーブルにあるだけで気持ちが華やぐ、魅力的な絵柄の器で、
不安な日々を乗り越えていきたいですね。