新年を迎える器たち

2020年も残すところ、後わずかになりました。
目まぐるしい変化の、あっという間のこの一年。
次のお正月は、家族と自宅で
新しい年を迎える方が多くなりそうですね。
色々な雑誌で「おせち料理」特集を見て、
私も今年こそは!と思っています。

「個食おせち」「おつまみお節」「アレンジおせち」など、
新しいおせちのかたちを楽しみながら、
一方でこの機会に古くから伝わる
お正月の習わしを知るのも良いなと思っています。

一年に一度だからこそ、
大切にしたいお正月の食卓を彩る
器や道具をご紹介します。

おせち料理と言えば、のお重。
こちらは、小さ目サイズの三段重で、
石川県加賀市の漆の産地で作られています。

一つ一つ手作業の塗り製品ですが、
樹脂なので電子レンジや食洗機に対応している優れもの。

また、絵柄の入った器は有田焼のもので、
職人さんが手描きで絵付けされています。

一番人気はローストビーフがのっている
「紅い実の長角皿」。

紅い実とターコイズの小さい実が
絶妙のバランスで、
初めて見た瞬間、目を奪われました。

「色絵ひさご」は、カラフルなひょうたんがかわいく、
縁起も良い、お正月にふさわしい器です。

長皿は、一人分のお節の盛り付けにも。
どれも、こんな器出来るかな、
と軽くお願いしたものを
びっくりするぐらい素敵な器に
仕上げて下さった職人さんに感謝の器たちです。

こちらは、信楽焼の巌陶房さんの高台湯呑。
信楽焼の優しい土の素材感と、
巌陶房さんにしか作れない紅色の釉薬が綺麗で、
パッと目を引く、存在感のある器です。

こちらは、漆塗りの蓋付きの雑煮椀です。
お正月ならではの少しクラシックで、華やかさもあり、
食卓の空気感を凛とさせてくれる
雑煮椀を探していて、教えて頂いたものです。

最近は、このようなものを
作っているところがだいぶ減っているそうで、
大切にしていきたいなと思います。

色々な変化に対応しながらも、
変わらないものを大切にし、
感謝の気持ちを持って
新しい年を迎える準備をしていきたいですね。

ぜひ、そのような時間を一緒に過ごすアイテムを
ダブルデイで探してみて下さいね。