10月中旬、信楽を訪問し、
作家さん・窯元さんと今後の打合せをしてきました。
滋賀県甲賀市の「信楽」は、
京都から電車と車で45分ほどの、
日本六古窯の1つである信楽焼の産地です。
山に囲まれ自然豊かで、空気も美味しく、
秋晴れのとても良い日でした。
まずは、古谷浩一さんの工房
“古谷製陶所”を訪れました。
こちらは、職人さん10名ほどのとても大きい工房です。
工房を拝見させていただき、
今後の導入商品の候補をピックアップ。
新しい形や色みにどんどんチャレンジされていて、
これからの展開がとても楽しみです。
ダブルデイのお客様にはどれがふさわしいかな、
どんな風にお披露目しようかな、と
色々考えています。
全て手仕事で、素材の良さを残しながら、
2回窯で焼くのでとても丈夫というのがポイントです。
アイテムによって、職人さんが作るもの、
古谷浩一さんにしか作れないものがあるそうです。
素敵なショールームも併設されており、
私が行った時もお客様がいらっしゃいました。
いくつかの打合せの後、
最後に訪問したのが“巌陶房”さんの工房です。
ちょうど、ダブルデイ用の商品が
窯から出てきたところでした。
11月開催、芦屋モンテメール店の展示用・
全店の迎春提案用の器たちです。
その時、ピン、ピン、ピン、ピン、ピン、ピン!と、
楽器のような小さな鐘のような
無数の音が工房中に響いていました。
これは、窯から出た器が収縮する時に
素地と釉薬の収縮の違いにより
貫入(ヒビ)が入るのですが、
その貫入が出来る時の音だそうです。
とても綺麗な音で、不思議と癒され、
びっくりしました。
巌陶房さんは、信楽の山間の工房で
お父様の紅色の釉薬を引継ぎ、
兄弟でされている窯元さん。
この秘伝の紅色が他の窯元さんでは、
できないものだそうです。
あたたかみがあり、
これからの季節におすすめな信楽焼の器たち、
たくさんの方々へお届けできればと思います。