瀬戸内レザーソファ工場の見学レポート

先日、ソファ工場の見学会に参加しました。 “瀬戸内ファクトリービュー”という、 広島県府中市や福山市で、地元産業の一つである 木工・家具を中心に、ものづくりの現場を 見学・体験してもらい、瀬戸内・備後のものづくりの良さ、 まちの良さを広めよう!というイベントです。 以前ダブルデイのオリジナルソファを作ってもらったことのある、 レザーソファを得意とする工場を見学させていただきました。 私はソファ工場を見るのが初めてで、とても楽しみながら拝見しました! まず、ソファの本体の木枠をカットし 座面にSバネを付けているところです。 一つ一つガンタッカーのようなもので 丁寧に手作業されており、びっくりしました。 次に、革をパーツごとにカットし、ミシンで縫製するところ。 牛の皮膚の状態により、たとえば虫刺されがあると 小さい傷が入ったりして、本当に何もない綺麗な 革のところだけを切り取るのはとても難しそうです。 その中で、できるだけ無駄な生地を出さないように ここだったら裏面だから小さい傷があっても大丈夫 これは強度的に不可、など細かくチェックしているとのことでした。 ミシンで革を縫うとき、ミシン針で穴が開くだけで不良品になるので とても緊張するそうです。私も実際にミシンを踏ませていただき “緊張”を体感させてもらいました! そして、座面のシリコン部分や、カバーを付ける最終過程です。 シリコンも様々な強度のものを、使用されていました。 最後に、お客様から回収した使用後のソファを見せていただきました。 実際に作ったソファが5年度、10年後どうなるのかをチェックし 常に改良・進化を続けられているというお話が印象的でした。 ひとつのソファを作るのに、ここまでたくさんの人の手が 入っているのは知らなかったですし、本当に手作業で 職人さんの高い技術がいるものなんだと知ることができました。 これまではソファを見るとき、デザインやテイストに 目がいっていましたが、こういった生産背景を知り、 商品選定にも活かしていきたいと思いました。 それ以外にも、府中市の木工工場も見学し 産地の歴史から、ものづくりの良さ 現場の大変さなど様々なことを教えてもらいました。 終わりに、尾道の綺麗な景色や夕陽も見ることが できて、とても有意義な一日でした。