『お気に入りの1脚』

数年かけて集めた、家具や雑貨たち。 長く愛着を持って使えるものを基準に、 一見シンプルなデザインの中に 作り手のこだわりや想いが伝わるモノを選ぶようにしています。 その中でもお気に入りの家具がこちら。 1960年代の英国製、 Ercol社(アーコール社)のStick Back Chair(スティックバックチェア)です。 約60年も前に完成されたこの1脚。 楔(くさび)といわれる構築方法を採用し、 ネジや釘などは一切使用せず 職人の手作業によって組み上げられています。 座面にはエルム材、脚にはビーチ材が使われており 当時の最高技術を用いた1脚といえます。 スポークといわれる背面はスティックバックと呼ばれ、 その佇まいはErcol社製のチェアの象徴とも言われるデザインのひとつです。 我が家で使用しているチェアは 約5年前に購入したのですが、元々あったキズも、 新しくできたキズも我が家の大切な思い出のひとつ。 祖父から譲り受けた30年モノの「ヴィンテージテーブル」と 一緒にダイニングチェア用として合わせて使っています。 時には本を置いてみたり、夏にはサーキュレーターの高さ調節として・・・ 我が家の様々なシーンで活躍してくれています。 ダブルデイでは、ヴィンテージのテーブルにErcolチェアを合わせることはもちろん、 現代家具といわれる新しい家具にErcolチェアを合わせてコーディネートしています。 新しいものと、古きよきものを合わせるダブルデイのコンセプトのひとつである、 「レトロフュージョン」をぜひ店頭でご覧ください。 ※一部店舗では取扱いのない店舗もございます。