先月、インド出張に行ってきました。
インドはご存知の通り、南アジア随一の面積と世界第2位の12億人の人口をもつ大国です。
綿花の生産量、テキスタイル、アパレル総合力でも世界のトップクラスで
繊維業は国の基幹産業です。
各地に伝統的な刺繍やプリント、織りの技法があり、
その繊細さや鮮やかな色合いは各国の人々を魅了しています。
私も毎回現地で見る色鮮やかなプリントや繊細な刺繍の技術に魅了されています。
今回は首都であるニューデリーと、ニューデリーから南西約20kmの位置にある
ブロックプリント(木彫りの版を使ったインドの伝統的な手捺染)の産地でも
有名なジャイプールに行ってきました。
ニューデリーでは来春から新しく展開するアクセサリーメーカーを訪問。
作業現場では刺繍を縫う人、ビーズをつける人、検品をする人、
パッケージングする人と作業分担された中で、
それぞれの人が気の遠くなるような細かい作業をされていました。
ジャイプールでは世界各国のバイヤーが訪れるという
ブロックプリントの商品を取り扱っている有名なショップに行くことができ、
テンションが上がりました。
(ショップなので、画像を載せられないのが残念ですが…)
出張の際はインドの街を散策する時間はほとんどないので、
街の雰囲気はホテルとメーカーに行く車中からでしが感じられないのですが、
街並みや街の中に並んでいるショップを見るのは楽しいです。
また、街を歩いている女性のパンジャビスーツ(トップス、パンツ、ショールがセットに
なった民族衣装)の色鮮やかさとスタイリッシュさを見るのも楽しみの一つです。
日本人が着ると派手だろうな?と思う鮮やかな色合いでも
インド人女性はさりげなく着こなしています。
刺繍が繊細なエレガントなものから、パンツがカットソー素材のカジュアル仕様なものまで
様々なタイプのパンジャビスーツを眺めながら、
これからもインド伝統技術を更に理解して、そのテックニックをうまく取り入れた
素敵な商品をお届けしたいなと思っています。