先日お世話になっている
タオルメーカーさんの工場へ行ってきました。
タオルといえば「今治タオル」
ご存知の方も多いと思いますが、
大阪の泉州も「泉州タオル」が
有名で明治20年から続く歴史の古い産地です。
「泉州タオル」は
後晒(あとざらし)製法と呼ばれる
独特な製法で作られています。
“さらし”とは糸についた不純物を取り除き、白くする工程のことで、
その“さらし”をタオルが織り上がった後で行うことを後晒といいます。
後晒タオルは吸水性に優れ、
独特のソフトな風合いが特徴です。
普段、皆さんが使用されているタオルが
どのように作られているか、簡単にご紹介します。
1.綿糸を織る
写真に写っている機械は「織機(しょっき)」と言い綿糸をタオルに織っていく機械です。
2.ヘムをミシン掛け
織り上がった生地のヘム(両端)をミシン掛けします。
タオル業界ではオーバーミシンと呼ばれています。
この後の製造工程で端切れやほつれが無いようにする補強作業です。
この後いくつかの工程を経て
3.ミシン掛け&裁断
最後に「人の目と手」で丁寧に検品されて、
お店に入り皆様の元へ届けられます。
技術の発達により機械化は進みましたが、
工場では生産時に何か不具合が無いか
人が常にチェックし、品質の検品を徹底することで
「泉州タオル」は多くの方に長く愛されてきました。
泉州で作られた“シンプルヘリンボンタオルシリーズ”は
お店にて好評販売中です。
ぜひ、一度手に取って柔らかな触り心地をお確かめ下さい。