海外出張で一番行く回数が多い国、中国。  展示会や工場訪問と回を重ねるごとに街並みや人々の佇まいにも慣れ、慣れないのは言葉だけになってきました。 ・・・と、思っていたのですが、先日の中国出張で食した料理を 思い出し、食べ物、料理の奥深さには毎回驚かされている事に 気付きました。 一言に中華料理といって、四川料理や広東料理など地域ごとに 大きく異なるうえに、同じ地域でも地元民向けだったり、 旅行客向けだったりと見た目も味も全然違ってきます。 先日は「最近新しくできた人気レストラン」があるので 今晩はそこへ行こうというメーカーさんのアテンドで 地元民に人気のレストランへ行ってきました。 中華① 入り口には分かりやすい写真入りの看板です。 だいたい察しはつきますね。 店内は工場の居ぬき?という感じで、とても高い天井に 殺風景な床や壁。 新品と思われる椅子も、プラスチック製のいかにも中国ローカルな 雰囲気です。 中華② で、料理ですが、ガチョウの紹興酒鍋! そう鳥鍋です。 料理自体はそんな複雑な物ではないのですが、 熱く熱した鍋に紹興酒を入れ、蒸気が噴出したところで火を着けます。 中華③ 鍋全体が炎につつまれるダイナミックな料理は エンターテイメント的な物でもあるようで 地元のお客様に大人気との事。 よくみると結構熱気が上にまであがっていきます。 そう、天井が高いにも理由があったんですね。 普通の天井高なら確実にスプリンクラーが作動して 水浸しになる勢いの炎でした。 待つこと、なんだかんだと30分ぐらい。  構待ち、やっと完成です! 中華④ 見た目は茶色一色の地味な感じでしたが、 紹興酒で煮込む事で肉が柔らかく、 見た目に反して薄味であっさりした中に、 鳥殻スープの奥深い味が染みていてとても美味しい料理でした。 中華料理のすごいところは、 見た目や具材は想像を超える物が多いのですが、 味もまた想像を超えた美味しい物が多いところだと思います。 次回は、どんな中華と出会えるかな~。