前回の野田琺瑯さんへの出張レポートに続き、
今回は窯元への出張レポートを・・・
先日、ダブルデイでも人気の「波佐見焼」「有田焼」の
メーカーさんを訪ねて九州へ。
移動中も、あらゆる所で焼き物の産地を感じることができました。
こちらの大きな窯は智恵治窯という、江戸時代の連房式登窯の形式を残している
備前地区で唯一の窯です。
カメラに収まらないほどの窯は圧巻!
昭和27年まで使用され、その時は窯室が5室あったそうです。
現在は、一部取り壊され3室になってしまいましたが、
伝統ある登窯として国内で現存するものの中でも
大変貴重なものだそうです。
こちらは川沿いを歩いている際に撮った1枚。
良く見ると橋の手すりに波佐見焼のあらゆる柄のデザインがされたタイルが・・・
1枚ずつ全く違うデザインなので、
目を奪われ足がぜんぜん進みません。笑
その他に奥に見える大きな壺が等間隔に置かれており、
こちらも素敵なものばかり。
そうそう、本来の目的の窯元さんにもしっかりお邪魔しました。
こちらは絵付けの作業中。
下書きなしで筆の迷いも無くすらすらと描かれている姿には感動!
手作業の為、微妙に1点1点違いはあるのですが
出来上がりを並べてみると絵の大きさや位置などほとんど同じ。
日本の職人さんのすばらしさを、また新たに肌で感じることができました。
そんな職人さんの横にはこんなかわいらしい方が・・・
机の下で控えめにしてらっしゃいますが
職人さんたちにとても可愛がられていました。
この方も陰で日本の伝統を支えているのかもしれませんね。
今月・来月は信楽・九谷青窯の出張を計画中・・。
またこちらで日本のモノづくりのすばらしさを
お伝えできればと思います。