九谷焼きは、素敵な絵付けを見るたびについつい欲しくなってしまいますが、
私が今、惚れ込んでいる器がこの「樋山真弓さん」のものです。
この形と絵柄にやられました。
樋山真弓さんは、「九谷青窯」から独立された若手作家さんで、
「九谷青窯」というのが10名程の若手作家からなる工房です。
伝統的な九谷焼きの材料や技術を用いながら、
現代の食生活に合う、毎日の生活が豊かになる器を作陶されています。
こちらは、一見なんでもない長角皿ですが、
普通のものよりちょっと小ぶりで角に丸みがついていて、
微妙に深みがありとても便利です。
DOUBLEDAYで九谷焼きを扱う以前に購入したものですが、
手作りだから出来る技術や工夫が随所にほどこされている事に
長い間使っていくうちに気付かされました。
ひとつひとつ全く同じものはなく、人の手が感じられ
磁器なのにあたたかみがあるところが魅力です。
こちらは、九谷青窯の人気作家「徳永遊心さん」のもの。
マグの中にまで気球が描かれていて、遠くに飛んでいっている風景が思い浮かびます。
本当はもう一柄、一番のお気に入りがあったのですが、
以前、旦那が割ってしまい、さらにそれを私に黙っていたのです!!
「食べ物の恨み」ではなく、「食器の恨み」は深い私でした。