赤富士

世界遺産に登録されて、不動の人気となった富士山。 このブログでもすでに紹介していますが、今日は少し趣きの違う富士山を。 この赤富士、ステンドグラスでできています。 赤富士といえば、葛飾北斎が有名ですが、 この作品も北斎に負けない稜線の力強さや、空に浮かぶ雲の浮遊感、色遣いなど、 どのディテールをとっても富士山の美しさと雄大さが表現されていると思いませんか。 この作品、実は作ったのはフィンランド人なんです。 フィンランド在住のフィンランド人、P夫妻のご主人が作ったもの。 P夫妻と母が友人というご縁で10年ほど前に この赤富士ステンドグラスが我が家にやってきました。 Pさん、元軍人の屈強な体格の持ち主らしいのですが、日曜大工?趣味?で、 この赤富士を作ってプレゼントしてくれたそう。 この富士山、ステンドグラスだけあって、陽の光を浴びると美しく透き通ります。 特に朝日を受けた時、一瞬の光で表情が変化する様は、 まさに本物の富士山そのもの。 遠い遠い国の人が作った富士山が日本にやってきた不思議に想いを馳せていると、 少し話は飛躍しますが、何十年も前に作られた家具が海を渡って 日本の家庭で大切に使われることに魅力を感じずにはいられません。 この赤富士、北欧製アンティークのチェストに置くとステキなんだろうなぁ…