ようやく気温も下がり、秋らしい気候となりました。
今からインナーとしても羽織としても、帽子や手袋、レッグウォーマーなど
色んなニット商品が大活躍する季節に入ります。
ひとえに「KINIT(ニット)」と言っても、細い糸のすっきり系のもの、
太い糸のざっくり系のもの、カラフルな糸で柄になったもの、
棒針やかぎ針で編んだ手編みのものなど様々です。
ニット(編み物)とはループを絡ませて作る生地の事で、
基本組織としてはフラットな「平編み(天竺:てんじく)編み)」、
横方向に伸縮性のある「ゴム(リブ)編み」、
縦方向に伸縮性のある「パール(ガーター)編み」があります。
よく「ハイゲージニット」や「ローゲージニット」という言葉を耳にしますが、
「ゲージ」とは編機の単位長間にある針数の事で、
数字の小さいほど編目が粗くざっくりした
「ローゲージ(一般的には3~5ゲージ)」、
数字の大きいほど編目が細かく密度がある
「ハイゲージ(一般的には12~16ゲージ)」となります。
同じ糸でも編地やゲージが違うと全く違った雰囲気になったり、
違う風合いの糸を一緒に編んでミックス調にしたりと、
色んな表情が楽しめるのがニットの特徴でもあり魅力です。
今の時期からはハイゲージのウール素材のニットはインナーとして活躍します。
秋の立ち上がりはデザインされたシルエットが1枚で着るのでいいですが、
冬に向けてはフィット感のサイズ感のタートルも必須アイテムになってきます。
コートを着る時期まではふんわりとした暖かくやわらかい糸で編んだ
ローゲージのベストやカーディガン、ケープ、スヌードなどが活躍します。
ローゲージニットは素材感がわかりやすく
色んなタイプのものがあるので選ぶのが楽しいです。
アウターを着る時期になると、アウターが落ち着いた色が多くなるので
柄編みのニット帽やレッグウォーマーなどをワンポイントで使うと映えます。
今から冬に向けて、今年も色んなニットを楽しみたいと思います。