手編みニットに込められた意味

すっかり肌寒くなり、 大好きなニットを楽しめる 本格的な秋の季節がやってきました。 ニットは糸の太さや編み方によって 表情が変わるのが最大の魅力です。 秋から冬にかけては、 糸の表情と、一目一目編み込まれた あたたかみを感じる手編みのものが 着たくなります。 手編みといえば、 「アランセーター」や「カウチンセーター」が有名ですね。 色々な編地の組み合わせが楽しめる アランセーターの歴史を調べてみると 今から500年ほど前から編まれていたそうです。 発祥は、アイルランド西岸のアラン諸島で 漁に出る夫の無事と豊漁を願って 女性たちによって編まれたていたもの。 アラン模様とその配列はそれぞれの家によって異なり、 もし、夫が海で亡くなっても、着ていたセーターの柄で、 その身元が判断できたと言われているほど。 そして柄それぞれに意味が込められているそうです。 代表的な柄だと… ・ハニカム(蜂の巣)柄 Honeycomb=勤勉にはたらく蜂への賛辞であり、 蜂が貴重な蜜を集めるように骨の折れる 仕事に対する報酬であるといわれています。 ・ケーブル柄 Cable=ケーブルは漁師の使う命綱、 農夫の収穫物を束ねる綱の意味があります。 ・ダイヤモンド柄 Diamond=海や陸から得られる宝物や成功、 それら富や財宝の象徴であり、 結婚生活や人生の浮き沈みをもあらわすと言われています。 ダブルデイでも、 イギリスやアイルランドの手編みセーターや ニット小物を取り揃えております。 ぜひ、ニットのあたたかみを感じてみて下さい。