ヨーロッパ早朝散歩

アンティーク買付け出張中、 ベルギーの街で一泊した早朝。 中途半端な時刻に目覚めた私は、 アンティークディーラーに行くまで 時間に余裕があったので、 眠い頭をシャキッとさせようと 早朝の街へ散歩にでかけました。 この日の朝はすっきりと 晴れわたっていたのですが… 実は深夜26:00くらいから 拳大ぐらいの「雹(ひょう)」が降り、 何事かと思うくらいの 轟音、落雷、ガラスの割れる音が響きわたっていました。 結局おさまるまでの2~3時間は 生きた心地がせず、全く眠れずにいました。 朝食の時にホテルの方に話を聞くと この地域では結構、雹が降るとのこと。 雹が降った影響なのか 朝、街には人の気配は無く 出会ったのは素敵な白黒の猫だけ。 人が全くいないので ここぞとばかりに、遠慮なく 町並みの撮影を開始。 今回は素朴でシンプルな扉が目に留まり、 パシャパシャ。 日本ではあまり見ない雰囲気のものが多く、 塗料やコーティングのマットさや 風合いの良いオイルステイン、 重すぎない鉄枠の雰囲気など素敵な扉ばかり。 「日本の住宅扉も もう少しセンスが良くならないものかな…」 とぼやきつつ。 いつか自分がなにかしら建築に関わる際の参考にと たくさん撮りためました。 雹と落雷でまったく眠れませんでしたが 結果、色々と収穫があった早朝散歩でした。