海の青色、川の緑色

先月、奈良県吉野にある 「みたらい渓谷」に行ってきました。 みたらい渓谷は、渓谷の高低差が大きく 大小の滝が流れていて 新緑と紅葉の“美”が近畿一といわれる 絶景で有名な場所です。 大阪市内から電車とバスを乗り継ぎ、 のどかな風景を眺めながら 2時間ほどで遊歩道の入口に到着。 川沿いの約7キロメートルの遊歩道は とても整備されているので歩きやすく、 マイナスイオンに満ち溢れた渓谷散策は 暑さを忘れるほど快適でした。 その日はお天気も良く、 たくさんの人が川遊びやバーベキューなどを 楽しみに来られていました。 散策しながらエメラルドグリーンの川を見て、ふと 「なぜ川の色は緑で、海の色は青色なのだろうか?」 という会話になり、調べてみると諸説あるようですが 代表的な理由は… 「太陽光線の散乱説」で 太陽光線は、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、の7色に分解でき、 このうち青の光は海水に対する透過率が最も高く、深いところまで光が届くので、 この青の光が、水の分子や海水中の物質、浮遊している物質にぶつかって 跳ね返る散乱現象によって 青く見えるというのです。 川の緑も同じく、光の散乱に加えて 川の微生物や周りの景色が映って 緑に見えるらしいです。 自然の色というものはなかなか奥深いなぁ。 そしてやっぱり、自然の色にふれていると癒されますね。 話は戻って遊歩道を2時間半ほど歩くと 洞川温泉街に着き、 名物の鮎の塩焼きと川魚を おいしくいただきました。 (写真を撮るのを忘れてしまい残念!) 次回は、オレンジ色のグラデーションを見に 紅葉の時期に行きたいと思います。