くらしの定番と毎日を豊かにするということ

こちらの時計は、私がダブルデイに入った頃に売られていたもの。 イギリスbaskerville(バスカーヴィル)社のもので、 アルミフレームと紙のフェイスで構成された、 何の装飾もない、極めてシンプルなデザインの掛け時計です。 ガラスもないむき出しのフェイスと フォントのバランスが良く、見やすいこともあって 電池を入れ替えながら、今も我が家で活躍しています。 もう一つは、渡辺力(わたなべりき)がデザインした「小さな時計」。 ベルクロックのようなサイズ感に 厚みのあるデザインはシンプルだけど どこかミニチュアのようなおかしみがあります。 白い壁に白い時計。厚みによる存在感。 厚みがあることによって生まれる影も美しい。 いつもの風景の中で、この実用品たちは間違いなく、 私のくらしを豊かにしてくれています。 ほんの少しの違いなのだけど、大切なことなのです。 この春のテーマは「くらしの定番」。 ピカルディを初めとする、定番アイテムや スタッフが使ってみて定番にしていきたい逸品を紹介しています。 これらの商品がお客様のくらしに溶け込んで、 毎日が少し楽しく素敵になることを願って…。