花ふきん

ふきんは台所の道具であり、消耗品。 最後は捨てざるを得なくなってしまうものなので、 何でもいいかとなりがちですが、 私は毎日使うものだからこそ、気に入ったものを選んで 使うたびにちょっとした『うきうき感』を楽しんでいます。 『花ふきん』は素敵な商品を毎シーズン発表されている 中川政七商店さんの原点ともいえるものです。 私が使い始めたのは今から4年ほど前、 お値段は決して安いとは言えないので、 何が人気の理由なのだろうと半信半疑で購入しました。 それが気がつけば、手元にあるだけでも5枚。 焦がしたりワインのしみができてしまったものは雑巾となり、 処分したものもあるので、10枚くらいは購入しているでしょうか。   その良さとは、肌触りと乾きの早さそして微妙な色合いでしょうか。 使い始めはパリッと糊が利いていますが、3回目のお洗濯あたりから完全に取れ 蚊帳ふきん本来の柔らかい何ともいえない風合いが現れます。 それは本当に気持ち良く、なんだか優しい気分にさせてくれます。 そして糊が取れることによって、色も少し変わります。 また吸水性・速乾性に優れているので、食器拭きから、鍋つかみまで 道具としての存在価値を充分に発揮してくれます。 一番のおすすめは、ランチョンマットとして使うこと。 お料理や器に合わせて、またはその日の気分で色を選びます。 『花ふきん』でしか味わえないニュアンスのある発色を存分に楽しめます。 だから自分の持っていない色を見るとまた買いたくなるのです。 洗うとどんな色に変わるかな?どの器に合わせようかな? ロングセラー商品には、必ずその理由があることを実感させてくれる逸品です。