未来へ繋ぐアンティーク家具 ~出張日記 Vol.2~

9月に入り、少しずつですが、
秋の気配を感じますね。

店舗では秋のお引っ越しや
ライフスタイルの変化に合わせて、
テーブルやチェア、サイドボードなど
アンティーク家具のお問い合わせも増えてきました。

アンティークの魅力とは?

前回に続き、
出張で訪れた静岡のアンティークショップ、
見学の様子をお伝えします。

数10年~100年以上時代を経た家具たち。
今もなお輝いて見えるダイニングセット。



現代でも支障なく使えるようにするためには
工房職人によるメンテナンスは欠かせません。
今回は特別に工房も見学させていただきました。

塗装を行う作業場には
塗料や工具類がずらりと並んでいます。
この雰囲気、工房ならではの感じで
大好きな空間です。


塗料の調合でそれぞれに合った着色を行うため、
色見本も置かれていました。

写真では伝わりづらいですが、
色だけでなくツヤ感もコントロールできます。


店頭には
使われなくなった天板や脚部なども
販売されています。


パーツ一つ一つが歴史ある品物。
現代ではなかなか手に入らない
貴重な木材を使用したパーツもありました。
次はどんな場所でどんな形で活躍するのでしょうか。

イギリスからきた家具が
日本の職人によって修復され、
実際の生活で使う家具として蘇る。
モノを大切にし、永く使い続ける。
今の時代にマッチしたアンティークのあり方を
再認識したひとときでした。